ウェブルート株式会社は10月30日、進化するサイバー空間の状況を分析した「ウェブルート脅威レポート中間アップデート」を発表した。これによると、2018年1月から6月に検知された脅威は、「マルウェア」が52%、「クリプトジャッキング」が35%と、この2つが全体の87%を占めた。3番目に多かったのは「ボットネット」で12%、それ以外はすべて1%未満であった。レポートでは、ランサムウェアからクリプトマイニングへの大きな移行が起きているとしており、もっとも多く使用されているクリプトマイニングのドメインは「Xxgasm.com」(35%)で、「Coinhive.com」(28%)がこれに続いた。フィッシング活動は、2018年の上半期に60%以上増加した。同半期は、フィッシング攻撃の際の偽装企業としてGoogleに代りDropboxがトップとなった。また攻撃者のベクトルとして、安全でないリモート・デスクトップ・プロトコル(RDP)の接続を探している。これはシステムへのアクセス・感染や予備調査を目的としたもの。なお、安全でないRDPがあると分かっているシステムへのアクセスは、ダークウェブで買うことができる。
VLC Media Player において mkv ファイルのパース処理におけるメモリ操作の不備に起因する Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)2018.10.23 Tue 8:30