攻撃者はランサムウェアからクリプトマイニングへ移行(ウェブルート) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

攻撃者はランサムウェアからクリプトマイニングへ移行(ウェブルート)

ウェブルートは、進化するサイバー空間の状況を分析した「ウェブルート脅威レポート中間アップデート」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
ウェブルート株式会社は10月30日、進化するサイバー空間の状況を分析した「ウェブルート脅威レポート中間アップデート」を発表した。これによると、2018年1月から6月に検知された脅威は、「マルウェア」が52%、「クリプトジャッキング」が35%と、この2つが全体の87%を占めた。3番目に多かったのは「ボットネット」で12%、それ以外はすべて1%未満であった。

レポートでは、ランサムウェアからクリプトマイニングへの大きな移行が起きているとしており、もっとも多く使用されているクリプトマイニングのドメインは「Xxgasm.com」(35%)で、「Coinhive.com」(28%)がこれに続いた。フィッシング活動は、2018年の上半期に60%以上増加した。同半期は、フィッシング攻撃の際の偽装企業としてGoogleに代りDropboxがトップとなった。

また攻撃者のベクトルとして、安全でないリモート・デスクトップ・プロトコル(RDP)の接続を探している。これはシステムへのアクセス・感染や予備調査を目的としたもの。なお、安全でないRDPがあると分かっているシステムへのアクセスは、ダークウェブで買うことができる。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×