独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月8日、LinuxカーネルのTCP実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Linux カーネル version 4.9 およびそれ以降のバージョン」には、Linuxカーネルに対し、tcp_collapse_ofo_queue() や tcp_prune_ofo_queue() 関数による処理がパケットごとに行われるよう細工したパケットを送りつけることで、DoS攻撃が可能であることが報告(CVE-2018-5390)されている。この脆弱性により、リモートの攻撃者にDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに対応するパッチを適用するよう呼びかけている。