株式会社カスペルスキーは7月31日、Kaspersky Labが企業ネットワークを標的とするファイルレスの仮想通貨マイナー「PowerGhost」を発見したと発表した。最近では、ランサムウェアに代わり仮想通貨を不正にマイニングするマルウェアが増大している。PowerGhostはブラジル、コロンビア、インド、トルコの企業を主な攻撃対象としており、企業ネットワーク内で拡散しワークステーションとサーバに感染する。企業ネットワークに侵入する際には、複数のファイルレスの手法が使われており、感染はエクスプロイトやリモート管理ツールを介して行われる。感染すると、マイナーの本体が指令サーバからダウンロードされて、ハードディスクに保存されずに実行される。このため、検知や修復が難しくなっている。同社では対策として「全てのデバイスのソフトウェアを常に最新の状態にする」「標的として想定しにくいものであっても警戒を怠らない」「複数の検知機能を持つセキュリティ製品を使用する」「社員へのセキュリティトレーニングや機密データの分離保存、アクセス制限を実施する」などを挙げている。
Foxit Reader および Foxit Phantom Reader における Use-After-Free とメモリリークにより遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2018.7.10 Tue 8:30