独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月20日、弥生株式会社が提供する「弥生 17 シリーズ」の複数の製品にDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。合同会社セキュリティ・プロフェッショナルズ・ネットワークの吉田英二(Eiji James Yoshida)氏が報告を行った。影響を受けるシステムは次の通り。・弥生会計 17 シリーズ Ver.23.1.1 およびそれ以前・やよいの青色申告17 Ver.23.1.1 およびそれ以前・弥生給与 17 Ver.20.1.4 およびそれ以前・やよいの給与計算 17 Ver.20.1.4 およびそれ以前・弥生販売 17 シリーズ Ver.20.0.2 およびそれ以前・やよいの顧客管理 17 Ver.11.0.2 およびそれ以前これらの製品には、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2018-0623、CVE-2018-0624)が存在する。この脆弱性により、プログラムを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Foxit Reader および Foxit Phantom Reader における Use-After-Free とメモリリークにより遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2018.7.10 Tue 8:30