独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月18日、日本医師会ORCA管理機構株式会社が提供する「日医標準レセプトソフト」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは5.5。IoT x Security Hackathon 2016 参加者一同が報告を行った。影響を受けるシステムは次の通り。CVE-2018-0643(OS コマンドインジェクション)・Ubuntu14.04 日医標準レセプトソフト4.8.0(panda-server) 1:1.4.9+p41-u4jma1 およびそれ以前CVE-2018-0644(バッファオーバーフロー)・Ubuntu14.04 日医標準レセプトソフト4.8.0(panda-client2) 1:1.4.9+p41-u4jma1 およびそれ以前・Ubuntu14.04 日医標準レセプトソフト5.0.0(panda-client2) 1:2.0.0+p48-u4jma1 およびそれ以前・Ubuntu16.04 日医標準レセプトソフト5.0.0(panda-client2) 1:2.0.0+p48-u5jma1 およびそれ以前これらの脆弱性が悪用されると、当該製品が接続しているネットワークにアクセス可能な第三者によって、当該製品上で任意のコマンドが実行される(CVE-2018-0643)。あるいは当該製品にログインした状態のユーザに細工されたファイルを読み込ませることで、サービス運用妨害(DoS)状態となる(CVE-2018-0644)といった影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Foxit Reader および Foxit Phantom Reader における Use-After-Free とメモリリークにより遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2018.7.10 Tue 8:30