7月19日(木)にホテル雅叙園東京で開催される FireEye社のイベント「Cyber Defense Live Tokyo 2018」で、注目度が高いセッションの講演資料全文を、本誌編集部が関係者から事前に入手することに成功した。
「Threat Landscape - Know the enemy and yourself to survive the cyber battles ahead (邦題:世界の最新脅威に学ぶ - 敵を知り己を知れば百戦殆うからず)」と題した講演を行うティム・ウェルズモア氏は、FireEye社で特に、アジアパシフィック地域のスレットインテリジェンスを担当する人物。
これまでのいわば「サンドボックスベンダ」的立ち位置を脱却して、総合セキュリティ企業へ脱皮を図る同社の脅威情報への関心は高まっている。
機微な情報であるため講演資料の詳細を公開することはできないが、同氏とそのスタッフがどのように脅威情報を収集しているかにはじまって、中・露・中東・北朝鮮・ベトナム・南米・インド・パキスタンなど地域毎に分類したサイバー攻撃のアクター一覧、日本で発生した攻撃のふりかえりと今後日本のどの産業にどのような脅威がありうるのかをつまびらかにする内容だ。
また、関係者への取材によると、同カンファレンス最大の目玉となる、国内外の識者を集めたパネルディスカッションは、事前に内容のすりあわせをほとんど行わずに進める予定だという。
通常、今回のような 800 名規模のイベントともなれば、主要な議題や、ディスカッションにおける各自の役割分担、繊細なテーマが話題になった場合どこまで言及して良いか(あるいは悪いか)などを事前にすりあわせて意思統一しておくことが多い。
しかし、株式会社ラック 代表取締役社長 西本 逸郎 氏、株式会社NTTドコモ サイバーセキュリティ統括室 室長 高橋 慎一郎 氏、東京電機大学 総合研究所 特命教授 サイバーセキュリティ研究所長 佐々木 良一 氏、FireEye, Inc. CEO ケヴィン・マンディア 氏、ファイア・アイ株式会社 CTO / 最高技術責任者 伊東 寛 氏、という参加者のリストを見たとき、それはあきらめざるをえなかったという。
「パネルディスカッションにご参加いただくのは、そういう予定調和のシナリオが組めない人たちばかり。もはやリスクがあるのは承知で、言い方はよくないが“野放し”にせざるをえない(FireEyeの関係者談)」
今回、パネラーとして、FireEye の CTO としてのデビュー戦を飾ることとなる伊東 寛 氏は、7月の正式な就任発表前に自身の SNS でその事実をフライングして先行発表したばかり。胸騒ぎはやまない。
「不安は尽きないが、とにかく無事に終わってくれれば。でも、面白くなることは間違いないと思います」と、一抹の不安を表情ににじませた担当者の顔はなぜか明るかった。
● FireEye Cyber Defense Live Tokyo 2018 開催概要
「世界で、日本で、今、何が起こっているのか?セキュリティの今を考える一日」
開催日時:2018年7月19日(木) 11:00~18:15 (受付10:30~)
会場:ホテル雅叙園東京(東京都目黒区下目黒1-8-1)
参加対象:セキュリティに関わる業務担当者、ITインフラ運用業務担当者
定員:800名(参加無料/事前登録制)
主催:ファイア・アイ株式会社
詳細・事前登録
「Threat Landscape - Know the enemy and yourself to survive the cyber battles ahead (邦題:世界の最新脅威に学ぶ - 敵を知り己を知れば百戦殆うからず)」と題した講演を行うティム・ウェルズモア氏は、FireEye社で特に、アジアパシフィック地域のスレットインテリジェンスを担当する人物。
これまでのいわば「サンドボックスベンダ」的立ち位置を脱却して、総合セキュリティ企業へ脱皮を図る同社の脅威情報への関心は高まっている。
機微な情報であるため講演資料の詳細を公開することはできないが、同氏とそのスタッフがどのように脅威情報を収集しているかにはじまって、中・露・中東・北朝鮮・ベトナム・南米・インド・パキスタンなど地域毎に分類したサイバー攻撃のアクター一覧、日本で発生した攻撃のふりかえりと今後日本のどの産業にどのような脅威がありうるのかをつまびらかにする内容だ。
また、関係者への取材によると、同カンファレンス最大の目玉となる、国内外の識者を集めたパネルディスカッションは、事前に内容のすりあわせをほとんど行わずに進める予定だという。
通常、今回のような 800 名規模のイベントともなれば、主要な議題や、ディスカッションにおける各自の役割分担、繊細なテーマが話題になった場合どこまで言及して良いか(あるいは悪いか)などを事前にすりあわせて意思統一しておくことが多い。
しかし、株式会社ラック 代表取締役社長 西本 逸郎 氏、株式会社NTTドコモ サイバーセキュリティ統括室 室長 高橋 慎一郎 氏、東京電機大学 総合研究所 特命教授 サイバーセキュリティ研究所長 佐々木 良一 氏、FireEye, Inc. CEO ケヴィン・マンディア 氏、ファイア・アイ株式会社 CTO / 最高技術責任者 伊東 寛 氏、という参加者のリストを見たとき、それはあきらめざるをえなかったという。
「パネルディスカッションにご参加いただくのは、そういう予定調和のシナリオが組めない人たちばかり。もはやリスクがあるのは承知で、言い方はよくないが“野放し”にせざるをえない(FireEyeの関係者談)」
今回、パネラーとして、FireEye の CTO としてのデビュー戦を飾ることとなる伊東 寛 氏は、7月の正式な就任発表前に自身の SNS でその事実をフライングして先行発表したばかり。胸騒ぎはやまない。
「不安は尽きないが、とにかく無事に終わってくれれば。でも、面白くなることは間違いないと思います」と、一抹の不安を表情ににじませた担当者の顔はなぜか明るかった。
● FireEye Cyber Defense Live Tokyo 2018 開催概要
「世界で、日本で、今、何が起こっているのか?セキュリティの今を考える一日」
開催日時:2018年7月19日(木) 11:00~18:15 (受付10:30~)
会場:ホテル雅叙園東京(東京都目黒区下目黒1-8-1)
参加対象:セキュリティに関わる業務担当者、ITインフラ運用業務担当者
定員:800名(参加無料/事前登録制)
主催:ファイア・アイ株式会社
詳細・事前登録