マカフィー株式会社は7月5日、2018年第1四半期の脅威レポートを発表した。McAfee Labsは、1秒あたり平均5個のサンプルを新たに検知、その中にはクリプトジャックや他の仮想通貨マイニングマルウェアの増加も含まれていた。また、注目すべき攻撃では、2017年に起きた最も高度に確立された攻撃に技術的な改良を加えた動きが確認されたことを取り上げている。仮想通貨マイニングマルウェアの増加率は、前四半期から629%と脅威的な増加を記録し、合計サンプル数は前四半期の40万個から290万個超へと急増した。これは、サイバー犯罪者たちが利用者のシステムに侵入し、仮想通貨を集めるだけで、第三者に頼ることなく収益化が可能な点を好んでいることを示唆しているとみている。また、PowerShellからLNKへ、あるいはLockyからGandcrabへと、技術的な進歩による攻撃手法の変化も確認している。