株式会社アイ・ティ・アール(ITR)は6月19日、国内のマネージドEDRサービス市場規模推移および予測を発表した。近年、新たなエンドポイントセキュリティソリューションとして、EDR(Endpoint Detection and Response)が注目されている。しかし、適切に運用できない企業に向け、セキュリティサービスベンダが企業ネットワークに接続しているPCなどの端末にEDRエージェントをインストールし、SOC(Security Operation Center)で監視・分析を行い、マルウェアの検知や端末の隔離などの調査および迅速な対応支援を行う、マネージドEDRサービス市場が立ち上がっている。2017年度の国内マネージドEDRサービス市場の売上金額は3.5億円で、前年度比2.5倍となった。今後、EDRの定着とともに参入ベンダの増加が予想され、同市場のCAGR(2017~2022年度)は70.2%と急速に成長すると予測している。