2017年度の国内セキュリティサービス市場は2,750億円、2022年度には4,100億円突破へ(ITR) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

2017年度の国内セキュリティサービス市場は2,750億円、2022年度には4,100億円突破へ(ITR)

ITRは、国内のサイバー・セキュリティサービス市場規模および予測を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン
サイバー・セキュリティサービス市場規模推移および予測
株式会社アイ・ティ・アール(ITR)は6月14日、国内のサイバー・セキュリティサービス市場規模および予測を発表した。また、国内39ベンダへの調査をベースとした、これらの市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「ITR Market View:内部漏洩対策型SOCサービス市場2018」「ITR Market View:外部攻撃対策型SOCサービス市場2018」「ITR Market View:サイバー・セキュリティ・コンサルティング・サービス市場2018」の3冊を順次発刊する。

国内サイバー・セキュリティサービス市場の2017年度の売上金額は約2,750億円で、前年度比13.8%の増加となった。巧妙かつ高度化が進むサイバー攻撃が発生し続けていることから、企業は自社運用だけでは対応しきれない状況となっており、被害が拡大している。このサイバー攻撃からの被害を最小限に食い止めるために、セキュリティの専門家による24時間365日の運用監視サービスの必要性と重要性が高まり続けている。

また近年は、制御セキュリティやIoTセキュリティが大きな課題となっており、これに伴い、CSMS・PSIRT・IoTセキュリティ構築運用支援サービスをはじめとしたセキュリティコンサルティングサービスの需要も拡大している。このような背景から、2018年度の売上金額は約3,100億円、前年度比12.7%増と引き続き順調な伸びを見込んでいる。2017年度から2022年度までの年平均成長率(CAGR)は8.4%、2020年度の市場規模は4,100億円を突破すると予測している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

編集部おすすめの記事

特集

調査・レポート・白書・ガイドライン アクセスランキング

  1. 迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

    迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

  2. 「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

    「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

  3. ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

    ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

  4. 世界中の警察官が考える現在/未来の脅威「インターポール世界犯罪動向2022」公表

  5. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  6. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  7. 取締役や幹部への罰金 禁固 罷免 解雇 ~ サイバー攻撃後の被処罰最多は APJ 地域

  8. 「無料求人広告」無料期間終了後 高額請求、法人間のトラブル事例

  9. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  10. 日経225企業 9割 DMARC導入も「quarantine」「reject」設定は 26.8%、ワンクリック購読解除利用率は 77.7%

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×