社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は6月11日、千葉県警サイバー犯罪対策課と八千代署が6月8日、自ら開設・運営するWebサイトに文章を無断でアップロードし送信できる状態にした上、インターネットユーザに閲覧させていた東京都千代田区の会社役員男性(41歳)、およびこの男性が実質的に経営する法人について、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで、千葉地検に送致したことを、著作権侵害事件として発表した。男性および法人らは、株式会社学研メディカル秀潤社が発行する書籍「疾患別看護過程の展開(第4版)」に掲載された文章を無断転載したWebサイトを作成した上に、当該Webサイトから送致された法人が経営する人材紹介サイトに誘導していた。警察によると、男性および法人らが作成したWebサイトについて、2015年2月から2017年12月までの間、延べ350万回閲覧された形跡があるという。