独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月4日、奥一穂氏が提供するオープンソースのWebサーバソフトウェア「H2O」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.3。ForAllSecure Marlies Ruck氏が報告を行った。「H2O version 2.2.4 およびそれ以前」には、アクセスログの出力処理に起因するバッファオーバーフロー(CVE-2018-0608)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって、任意のコードを実行されたり、DoS攻撃を受けたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。