一般社団法人全国銀行協会(全銀協)は5月31日、不正払戻しの件数・金額等に関するアンケート結果および口座不正利用に関するアンケート結果について発表した。この調査は同協会の正会員・準会員・特例会員(193行)を対象に実施したアンケート調査で、2018年3月末時点における「盗難通帳による預金等の不正払戻し」「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し」「盗難キャッシュカードによる預金等の不正払戻し」「偽造キャッシュカードによる預金等の不正払戻し」および「口座不正利用」について結果をまとめている。このうち「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し」では、2018年1月~3月の個人顧客の不正払戻件数は66件、金額は1億7,700万円、法人顧客では1件、200万円となっており、個人の被害額が増加した。「口座不正利用」にともなう口座の利用停止・強制解約等の件数では、利用停止が9,403件、強制解約等が4,759件となっており、こちらは低い数値となっている。