独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月28日、複数の「WordPress」用プラグインの脆弱性について報告が行われていると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.1。東京電機大学 工学部 情報通信工学科 暗号方式・暗号プロトコル研究室の内田啓太氏、およびクリス リュウ氏が報告を行った。Gemini Labsが提供する「Site Reviews 2.15.3 より前のバージョン」には、格納型のクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(CVE-2018-0603)が存在する(内田啓太氏による報告)。また、Icegramが提供する「Email Subscribers & Newsletters 3.5.0 より前のバージョン」には、反射型のXSSの脆弱性(CVE-2018-0602)が存在する(クリス リュウ氏による報告)。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。