独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月22日、baserCMSユーザー会が提供するCMS「baserCMS」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.3。三井物産セキュアディレクション株式会社の米山俊嗣氏、望月岳氏が報告を行った。影響を受けるバージョンと脆弱性は次の通り。・baserCMS 4.1.0.1 およびそれ以前のバージョン・baserCMS 3.0.15 およびそれ以前のバージョン コマンドインジェクション(CVE-2018-0569) クロスサイトスクリプティング(CVE-2018-0570) アップロードファイル管理機能における危険なタイプのファイルの無制限アップロード(CVE-2018-0571) コンテンツ管理機能におけるアクセス制限不備(CVE-2018-0572) 公開期限が過ぎたコンテンツに対するアクセス制限不備(CVE-2018-0573) テーマ管理機能におけるクロスサイトスクリプティング(CVE-2018-0574) メールフォームのファイル添付機能におけるアクセス制限不備(CVE-2018-0575)JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、CVE-2018-0569はアップデートとともにユーザ認証の設定、CVE-2018-0572はワークアラウンドの実施が必要としている。