独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月11日、株式会社インターネットイニシアティブが提供する Android アプリ「IIJ SmartKey」に、検証不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは3.3。AndroPlusの建口亮氏が報告を行った。同アプリは、Androidデバイスを用いてWebサイトへの二段階認証(二要素認証)を行うためのアプリケーション。Android アプリ「IIJ SmartKey」バージョン 2.1.0 およびそれ以前には、検証不備の脆弱性(CVE-2018-0584)が存在する。この脆弱性が悪用されると、第三者によって当該製品のパスコード認証を回避され、ワンタイムパスワードを取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。