一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月10日、「Spring Framework」の脆弱性に関する注意喚起を発表した。Spring Frameworkは、Pivotal Softwareが提供する、JavaのWebアプリ開発を行うためのフレームワーク。Pivotal Softwareが4月3日、5日、9日(現地時間)に、Spring Frameworkに関する複数の脆弱性情報を公開したことを受けたもの。「Spring Framework 5.0 から 5.0.4」および「Spring Framework 4.3 から 4.3.15」には、複数の脆弱性が存在する。また、すでにサポートが終了している過去のバージョンにおいても、同脆弱性の影響を受けるとのこと。これらの脆弱性を悪用されると、実行しているアプリケーションサーバの実行権限で、リモートから任意のOSコマンドが実行されるなどの可能性がある。JPCERT/CCでは、修正バージョン(Spring Framework 5.0.5およびSpring Framework 4.3.16)が公開されているため、十分なテストを実施の上で適用するよう呼びかけている。