独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月20日、富士ソフト株式会社が提供するWi-Fiルータ「FS010W」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.0。小林学氏が報告を行った。「FS010W ファームウエア FS010W_00_V1.3.0 およびそれ以前」には、クロスサイトスクリプティング(CVE-2018-0519)、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2018-0520)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、当該製品の設定ツールにログインしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される(CVE-2018-0519)、当該製品の設定ツールにログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる(CVE-2018-0520)といった影響を受ける可能性がある。JVNでは、「設定ツールのログインパスワードを初期の設定から変更する」「設定ツールにログインしている間、他のWebサイトにアクセスしない」「設定ツールでの操作終了後は、Webブラウザを終了する」のワークアラウンドをすべて実施することで、これら脆弱性の影響を軽減できるとしている。
PHP の GD ライブラリの imagecreatefromgif 関数における値処理不備によりサービス不能攻撃が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2018.2.15 Thu 8:30