ランサムウェアの次なる形態「中抜き」(The Register) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

ランサムウェアの次なる形態「中抜き」(The Register)

過去数年間、ランサムウェアがコンピューターユーザーを悩ませてきた。ランサムウェアはPCに感染すると、ファイルを暗号化した上で、文書を復元したければ仮想通貨で身代金を支払えと要求してくる。

国際 TheRegister
過去数年間、ランサムウェアがコンピューターユーザーを悩ませてきた。ランサムウェアはPCに感染すると、ファイルを暗号化した上で、文書を復元したければ仮想通貨で身代金を支払えと要求してくる。

通告された短い猶予時間の中で、仮想通貨を手に入れ、それを犯人側に転送するのはかなりの手間だった。加えて、そこまでしたとしても、犯人側が復号鍵を渡してくる保証はないのだ。アンチウイルスソフトやOSの機能も向上し、ランサムウェアの感染を防ぐ面で格段の進歩を見せている。そうしたことから、被害者が身代金を支払わないか、そもそも支払うような事態にならなくなってきた。

そこで犯罪者は中間層(つまり被害者である人間)を排除し、遠隔操作可能なマルウェアをマシンに感染させて秘密裏にアルトコインを採掘し、それを犯人側に転送しようと画策しはじめた。ある意味で予想できた展開だった。

《The Register》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×