Windows 7環境の「Music Center for PC」に任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、ソニービデオ&サウンドプロダクツが提供するファイル管理ツール「Music Center for PC」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
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独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月22日、ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社が提供するファイル管理ツール「Music Center for PC」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。電波の妖精(@biz4g)氏が報告を行った。
「Music Center for PC バージョン 1.0.01 およびそれ以前」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-10909)が存在する。なお、Windows7環境下のみが影響を受ける。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》