Heart of Darknet - インターネット闇の奥 第3回「アクターとダークウェブ」 | ScanNetSecurity
2020.06.07(日)

Heart of Darknet - インターネット闇の奥 第3回「アクターとダークウェブ」

犯罪が組織化したということは、組織間の連絡や他組織との情報交換が盛んに行われるようになったということだ。言うまでもなく、そのコミュニケーションの中心となっているのはインターネットである。ではどこでそのようなコミュニケーションが図られているのか。

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さて、ここで問題となってくるのはアクターの背後にどのような組織形態が存在しているのか、だ。彼らは一人なのか?それとも組織的に活動しているのか?

金銭目的のものに関しては比較的単独で行っているケースが多い。一方で軍事、政治的な目的に至るものは組織的な犯行が強い。実はアンダーグラウンドは、皆さんが思っている以上に秩序化されている。

一昔前はアクターもみなそれぞれが独立して犯罪を行っていた。しかし正規なマーケットと同様に、時間が経つに連れITが一般化しマーケットが拡大すると、一種のカリスマ性やビジョンをもったプレイヤーがアンダーグラウンドにも現れ始める。この流れはひとつの文化が新たに形成されるのと一緒だ。点在していたムラが町になり都市になる。それぞれがもっている知恵や知識を交換し、より大きな利益を生むように効率的に組織が拡大していく。

最たるもので言うと、以前隆盛を誇ったアンダーグラウンドのマーケットプレースの一つである「シルクロード」だろう。すでにFBIの捜査により摘発を受け、シルクロード自体はもう存在しないが、違法薬物から武器まで通常の商流では手に入らない物をそこでは購入することができた。もちろん物流はさまざまな証拠をたくさん残すので、犯罪用のエスクローが登場するなど、近辺のサービスもより高度化していくようになる。

《株式会社マキナレコード CEO 軍司 祐介》

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