独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月3日、オープンソースソフトウェアである「Dnsmasq」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは9.8。「Dnsmasq バージョン 2.77 およびそれ以前」には、ヒープベースのバッファオーバーフロー(CVE-2017-14491、CVE-2017-14492)、スタックベースのバッファオーバーフロー(CVE-2017-14493)、情報漏えい(CVE-2017-14494)、無制限なリソースの消費(リソース枯渇)(CVE-2017-14495)、整数アンダーフロー(CVE-2017-14496、CVE-2017-13704)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、DNSやDHCPプロトコル経由で、リモートの第三者によって任意のコード実行や、情報の漏えい、サービス運用妨害(DoS)攻撃が行われる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。