日本電気株式会社(NEC)は9月27日、東京海上日動火災保険株式会社(東京海上日動)と共同で、サイバー攻撃を発見した際の迅速な初動対応サービスと、深刻なインシデント発生時の高度なフォレンジック解析の費用を補償するサイバー保険を組み合わせた「ActSecure(アクトセキュア)サイバー攻撃初動対応支援サービス」を製品化し、同日より販売活動を開始したと発表した。価格は月額25万円から(税別)で、今後3年間で10億円の販売を目指す。同サービスでは、サイバー攻撃を受けた疑いのあるPCをNECのセキュリティ要員が調査し、解析受付から状況ヒアリング、解析結果の報告までの一連の初動対応を24時間以内に実施する。また、サービス利用者は株式会社サイバーディフェンス研究所(CDI)が開発したデータ保全ツールを利用することで、誰でも容易にPCのデータ保全を行える。さらに、東京海上日動が本サービス向けに開発したサイバー保険を付帯するため、300万円の範囲内で緊急時のCDIのフォレンジック解析の費用を補償するとともに、フォレンジック解析の要員手配や保険適用時の手続きをNECが一元的に行う。