サイバー攻撃に関連して発生した情報漏えいなどのインシデントに対し、企業が謝罪会見を行うケースが増え、経営陣が頭を下げる姿を目にすることが多くなった。特に、内部者による意図的な犯罪や、従業員の配慮不足によるSNSへの書き込みなどが原因の場合には、企業に厳しい目が向けられることになる。
しかし、インシデントが発生してしまっても、その後の対応によって逆に企業のブランドイメージが向上することもある。インシデント対応はもちろんだが、謝罪会見も企業のイメージを左右する重要なイベントといえる。そこで7月25日、一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は「情報漏洩による危機管理対応セミナー」を、株式会社井之上パブリックリレーションズ(井之上PR)、デロイト トーマツ リスクサービス株式会社(DTRS)とともに開催した。
同セミナーは、情報漏えいがもたらすダメージを最小限にするための広報対策の重要性と具体的な対応策について、経営者層・広報担当者を対象に開催された。セミナーは講演とワークショップの2部構成で、ワークショップでは参加者が複数のグループに分かれ、あらかじめ設定されたインシデントに対する謝罪会見を行うというユニークなものであった。このセミナーを2回にわたりレポートする。
●クライシスマネジメントとは
セミナーは、JSSECのPR部会長である、サイバートラスト株式会社の田上利博氏の挨拶により始まった。田上氏は、インシデントが発生した際の記者発表などの対応は、どれだけスピーディに行えるかがポイントとなるとし、そのために必要なチームによるディスカッションとロールプレイングを体験して、自社に持ち帰って欲しいと述べた。
続いて、DTRSの代表取締役社長である丸山満彦氏による講演「企業経営における危機管理広報対応の重要性について」が行われた。
しかし、インシデントが発生してしまっても、その後の対応によって逆に企業のブランドイメージが向上することもある。インシデント対応はもちろんだが、謝罪会見も企業のイメージを左右する重要なイベントといえる。そこで7月25日、一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は「情報漏洩による危機管理対応セミナー」を、株式会社井之上パブリックリレーションズ(井之上PR)、デロイト トーマツ リスクサービス株式会社(DTRS)とともに開催した。
同セミナーは、情報漏えいがもたらすダメージを最小限にするための広報対策の重要性と具体的な対応策について、経営者層・広報担当者を対象に開催された。セミナーは講演とワークショップの2部構成で、ワークショップでは参加者が複数のグループに分かれ、あらかじめ設定されたインシデントに対する謝罪会見を行うというユニークなものであった。このセミナーを2回にわたりレポートする。
●クライシスマネジメントとは
セミナーは、JSSECのPR部会長である、サイバートラスト株式会社の田上利博氏の挨拶により始まった。田上氏は、インシデントが発生した際の記者発表などの対応は、どれだけスピーディに行えるかがポイントとなるとし、そのために必要なチームによるディスカッションとロールプレイングを体験して、自社に持ち帰って欲しいと述べた。
続いて、DTRSの代表取締役社長である丸山満彦氏による講演「企業経営における危機管理広報対応の重要性について」が行われた。