独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月6日、「Apache Struts2」に任意のコードが実行可能な脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で緊急情報を発表した。CVSSによるBase Scoreは7.3。「Struts 2.5 から Struts 2.5.12 まで」には、Struts RESTプラグインを使用している場合にXMLペイロードのデシリアライズ処理が原因で、任意のコードを実行される脆弱性(S2-052:CVE-2017-9805)が存在する。なお、Struts 2.3系も影響を受ける可能性がある。JVNでは、同脆弱性が修正されたバージョン(Struts 2.5.13 および Struts 2.3.34)へアップデートするよう呼びかけている。これにより、S2-050、S2-051の脆弱性も修正される。