株式会社日立製作所(日立)は8月29日、サイバー攻撃対応のための総合訓練・検証施設を開設、重要インフラ事業者向けのサイバー防衛訓練サービスを8月30日より提供開始すると発表した。日立の大みか事業所内に開設した総合訓練・検証施設では、実際のインフラシステムに近い環境を実装するとともに、サイバー攻撃に対するBCP策定のためのノウハウを整備した。重要インフラ事業者向けのサイバー防衛訓練サービスは、第1弾として電力事業者を対象に、顧客の実システムを模したシステム環境を施設内に構築し、システム監視や指揮命令を行う関連部門の組織訓練を目的としたプログラムと、サイバー攻撃に備えた実践的な運用手順の検証や、セキュリティ製品の評価ができるサービスを提供する。2018年を目途に、サイバージムの訓練ノウハウを具備したサービスを提供する予定だという。