独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月22日、株式会社NTTドコモが提供する「フォトコレクションPCソフト」のインストーラに、任意のDLL読み込みや、意図しない実行ファイルの呼び出しに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。橘総合研究所の英利雅美氏が報告を行った。「フォトコレクションPCソフト Ver.4.0.2 およびそれ以前」のインストーラには、DLLを読み込む際や、実行ファイルを呼び出す際の検索パスに問題があり、意図しない DLL の読み込みや、意図しない実行ファイルを呼び出してしまう脆弱性(CVE-2017-10812)が存在する。この脆弱性により、当該インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。