独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月24日、Inmarsat Solutionsが提供する衛星ネットワークを使用して船舶向けメールサービスを提供するソフトウェア「Inmarsat AmosConnect 8 ソフトウエア」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Inmarsat AmosConnect 8 ソフトウエア」には、ログインフォームにブラインドSQLインジェクションの脆弱性(CVE-2017-3221)、認証情報がハードコードされている脆弱性(CVE-2017-3222)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、データベースにある情報の取得や任意のコマンドを実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、同ソフトウェアのサポートは終了しており、詳細はカスタマーサービスに問い合わせるよう呼びかけている。