大日本印刷株式会社(DNP)は7月21日、企業に対するサイバー攻撃の対策要員を訓練、養成する「サイバーナレッジアカデミー(CKA)」に、産業制御系システムへのサイバー攻撃の対処法を身につける新コース「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース(CIRM)産業制御系・基礎」を9月に開設すると発表した。CKAは、サイバー攻撃への対応を訓練・学習する演習コースで、イスラエルのIAI(イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ)社の訓練システム「TAME Range」を活用している。「CIRMコース」は、イスラエルのSmartLogic社が、シンガポール内務省で採用されたコースをもとに、IAI社と共同で開発したもの。TAME Range上で動作する演習コースに産業制御系システム向けのコースを追加した。仮想環境上に構築した産業制御系システムの模擬プラントを活用し、システムの脆弱性とサイバー攻撃を体験学習形式(ハンズオン)で学ぶとともに、攻撃の軽減手法を身につけることができる。同コースは9月25日から30日、DNP五反田ビルにおいて5日間コースを開催する。費用は1名60万円。