大日本印刷株式会社(DNP)とそのグループ会社でサイバー攻撃対策要員を訓練・養成する株式会社サイバーナレッジアカデミーは10月5日、オンラインで実践的訓練システム「TAME Range」に接続しチームでの演習を受講できる「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース オンライン演習」を11月から新設すると発表した。本演習では、サイバーナレッジアカデミー社が2016年から提供してきた「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース 基礎演習」、「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース 実践演習I~III」、「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース産業制御系・基礎」、「サイバーオフェンスプロフェッショナルコース」をオンラインで演習でき、CSIRTの業務に携わるメンバーが、東京・五反田にあるサイバーナレッジアカデミー社の教室に行かずに遠隔地でハンズオン演習を受講可能となる。DNP社とサイバーナレッジアカデミー社では、サイバーセキュリティ先進国であるイスラエルの企業、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズの訓練システム「TAME Range」を導入し、官公庁をはじめ、情報通信、航空・電力など約80社、2,200名以上のセキュリティ担当者に訓練と演習を実施してきたが、これに加えて、演習会場から遠い地域から参加したいというニーズや、新型コロナウイルスの影響により自宅等から受講したいというニーズを受け本演習を開講する。本演習は、TAME Rangeを活用し、一般的な企業のネットワークシステムの仮想環境(サイバーレンジ)を再現、受講者のパソコンからアクセスが可能となり、CSIRTのメンバー同士が異なる場所にいても複数名がチームとして受講となる他に、さまざまなサイバー攻撃対策を日本語で受講可能。11月に「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース オンライン演習」の第1弾として「基礎演習」を実施、その後、その他のコースも随時オンラインで提供する。