総務省は7月21日、「DNSの世界的な運用変更に伴うキャッシュDNSサーバーの設定更新の必要性」について発表した。これは、ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が、DNS(ドメインネームシステム)において電子署名の正当性を検証するために使う暗号鍵の中で最上位となる鍵(ルートゾーンKSK)の更改を実施することを受けたもの。この更改により、キャッシュDNSサーバを運用する者(契約者向けにサービス提供するインターネットサービスプロバイダ、LAN利用者向けにサービス提供する官庁、独法、学校、企業等)は、速やかに事前公開されているルートゾーンKSKの公開鍵の情報更新などの措置を講じる必要がある。9月19日までに必要な措置が講じられない場合、Webサイトへのアクセスやメールの送信ができない利用者が生じる可能性があるとし、講ずべき措置を解説する資料などを公開している。