独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月21日、Apple社が提供する複数の製品に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これはApple社がセキュリティアップデートを公開したことを受けたもの。公開されたアップデートは、「Safari 10.1.2 より前のバージョン」「macOS Sierra 10.12.6 より前のバージョン」「OS X El Capitan」「OS X Yosemite」「iTunes 12.6.2 for Windows より前のバージョン」「tvOS 10.2.2 より前のバージョン」「watchOS 3.2.3 より前のバージョン」「iCloud for Windows 6.2.2 より前のバージョン」を対象としている。想定される影響は各脆弱性により異なるが、DoS攻撃、アドレスバー偽装、任意のコードの実行、任意のスクリプト実行、情報漏えい、アクセス制限回避などの影響を受ける可能性がある。JVNでは、Apple社が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。