独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月7日、Microsoft Windowsに同梱された「Microsoft IME」に任意のDLL読み込みの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは7.8。三井物産セキュアディレクション株式会社の吉川孝志氏が報告を行った。「Microsoft IME」には、DLLファイルの処理が原因で、Windows Defenderなどのアプリケーション起動時にMicrosoft IMEが有効化されるタイミングで、特定のレジストリキーに登録されたDLLファイルが実行される脆弱性(CVE-2016-7221)が存在する。この脆弱性が悪用されると、結果的に任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにアップデートを適用するよう呼びかけている。