独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月15日、Hewlett-Packard Development Company L.P.が提供する「HPE SiteScope」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.2。「HPE SiteScope 11.31.461」(他のバージョンも影響を受ける可能性がある)には、「重要な機能に対する認証欠如の問題」「暗号化鍵がハードコードされている問題」「不完全または危険な暗号化アルゴリズムの使用」「認証情報の不十分な保護」の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、リモートの第三者にHPE SiteScopeを使用しているシステムの任意のファイルにアクセスされたり、SiteScopeの認証情報を取得される可能性がある。JVNでは、古い API を無効にする、キーマネージメント機能を有効にするなどの対策を紹介している。