独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月13日、「企業のCISOやCSIRTに関する実態調査2017」の結果を発表した。同調査は2016年10月上旬~11月上旬、日・米・欧の従業員数300名以上の企業のCISO、情報システム・セキュリティ担当部門の責任者および担当者を対象にWebアンケートなどにより実施したもの。調査結果によると、現在CISOに期待されている役割やスキルでは、「セキュリティ技術分析・評価(52.0%)」「セキュリティ目標・計画・予算の策定・評価(40.8%)」「リスク分析・評価(35.5%)」が上位を占め、「セキュリティ部門と経営層をつなぐ橋渡し」の役割は17.9%、「事業目標との整合」は14.3%など、セキュリティに偏重している状況が明らかになった。また、CISOが任命されている組織の割合は、米国が95.2%、欧州が84.6%であるのに対し、日本は62.6%と20ポイント以上の差があった。さらに日本では専任のCISOより兼任のCISOが多い結果となっている(兼任CISOの割合:米国16.5%、欧州17.5%、日本34.7%)。CSIRTについては、「設置したCSIRTが期待を満たしている」と答えた割合は、米国は60.8%、欧州は45.4%であるのに対し、日本は18.4%と2割に満たなかった。
マイクロソフトが 7 月のセキュリティ情報公開、悪用の事実を確認済みの脆弱性が 2 件 2024.7.19 Fri 8:00 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は7月10日、「Microsoft …
応募〆切 2024年7月3日(水)|東京都中小企業の CSIRT 構築と IT-BCP 策定[無料]支援事業 誌上説明会 2024.6.25 Tue 8:15 CSIRT 構築や BCP 策定を進める主体とはあくまで参加企業自身…