独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月12日、DBPOWERが提供するドローン「U818A WIFI」のファイルシステム全域がWi-Fi経由で読み書き可能な脆弱性(CVE-2017-3209)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.1。また、既知の複数の脆弱性が存在する「BusyBox 1.20.2」を使用している。「U818A WIFI」は、自身をアクセスポイントとするWi-Fi接続機能が実装されており、FTPサーバも稼働している。このFTPサーバは、初期設定ではパスワードを必要としない anonymous ユーザによるアクセスが可能となっている。このため、当該ドローンの無線到達範囲内の第三者によって、ドローンが撮影した画像や動画を取得されたり、システムファイルを改ざんされたりする可能性がある。現時点で対策方法は公開されていない。