独立行政法人 情報処理推進機構（IPA）および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター（JPCERT/CC）は4月11日、サイボウズ株式会社が提供する「サイボウズ Office」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes（JVN）」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.5。CVE-2017-2114は相模原一翔氏が報告、それ以外は開発者が報告した。「サイボウズ Office 10.0.0 から 10.5.0 まで」には、デザイン設定画面におけるクロスサイトスクリプティング（CVE-2017-2114）、カスタムアプリのファイル書き出し機能におけるアクセス制限不備（CVE-2017-2115）、カスタムアプリのテンプレート削除機能におけるアクセス制限不備（CVE-2017-2116）、API に関するサービス運用妨害（DoS）（CVE-2016-4449）の脆弱性が存在する。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
