独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月10日、株式会社アイ・オー・データ機器が提供する無線LANルータに、複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.8。三井物産セキュアディレクション株式会社の塚本泰三氏が報告を行った。「WN-G300R3 ファームウェア Ver.1.03 およびそれ以前」には、OSコマンドインジェクション(CVE-2017-2141)、スタックベースのバッファオーバーフロー(CVE-2017-2142)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、当該製品の管理画面にアクセス可能なユーザや、当該製品にアクセス可能な第三者によって、任意のOSコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。