2016年に確認されたC&Cサーバ、8割が1年以上前に取得されたドメイン名(日本IBM) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.04.26(水)

2016年に確認されたC&Cサーバ、8割が1年以上前に取得されたドメイン名(日本IBM)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は3月17日、「2016年下半期Tokyo SOC情報分析レポート」を発表した。同レポートは、世界10拠点のIBM SOCにて観測したセキュリティイベント情報にもとづき、主に日本国内の企業環境で観測された脅威動向を、Tokyo SOCが独自の視点で分析・解説したもの。

2016年上半期にTokyo SOCで検知した不正メールの件数は140,686件と、2016年上半期の57,490件から約2.5倍に増加した。2016年上半期の16.4倍よりは下がっているものの、依然として高い割合で増加している。今期検知した不正メールのうち、94.9%がランサムウェア「Locky」への感染を狙うもので、検知したランサムウェアの99%を占めている。なお、件名やファイル名に日本語を使用するメールで感染するマルウェアの97.8%が、「Bebloh」と「Ursnif」の金融マルウェアであった。

また、2016年を通して確認されたC&Cサーバのドメイン名を調査したところ、通信が確認された日より1年以上前に取得されたドメイン名が約80%を占めた。このことから、立ち上げたまま長らく放置されているサーバが攻撃者に悪用されていることが推測されるとしている。さらに、2016年下半期はマルウェア「Mirai」に乗っ取られたと考えられる機器からの不正なログインの試みを継続して検知している。ログインに成功した場合、さらに別のIoT機器に対して不正なログインを試みて感染を広げるとともに、攻撃者からの指令によってDDoS攻撃が行われると考えられる。レポートでは、こうしたIoTデバイスに対するメーカー、ユーザ双方のセキュリティ対策が急務としている。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 日本の個人PCにインストールされている危険ソフトのトップ3が判明(フレクセラ)

    日本の個人PCにインストールされている危険ソフトのトップ3が判明(フレクセラ)

  2. 最多脆弱性ブラウザはChrome、最もパッチが適用されていないブラウザは(フレクセラ)

    最多脆弱性ブラウザはChrome、最もパッチが適用されていないブラウザは(フレクセラ)

  3. 国内の主要な個人情報漏えい事故をまとめた「日本情報漏えい年鑑2017」(イード)

    国内の主要な個人情報漏えい事故をまとめた「日本情報漏えい年鑑2017」(イード)

  4. 設置したCSIRTが「期待したレベルを満たしている」、日本では2割に満たず(IPA)

  5. 個人PCユーザの半数近くが「Windows 7」を利用、平均的なスペックも明らかに(Avast)

  6. 書評「Dark Territory」 (5) 莫大な情報量と単純な真実

  7. マルウェアが引き続き増加傾向、特にMacを狙うものは前年比744%と急増(マカフィー)

  8. サイバー犯罪者は、乗っ取ったIoTデバイスで「自分専用の軍隊」を組織(フォーティネットジャパン)

  9. セキュリティ投資は大幅に増加するも、効果的な投資は行われていない日本(Thales e-Security)

  10. 過去1年に発生したインシデント、標的型メール攻撃とランサムウェアが台頭(NRIセキュア)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×