独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月7日、dotCMSが提供する「dotCMS」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.3。現時点で対策方法は公開されていない。「dotCMS version 3.7.1 およびそれ以前」には、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2017-3187)、ディレクトリトラバーサル(CVE-2017-3188)、危険なタイプのファイルの無制限アップロード(CVE-2017-3189)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって管理画面を操作されたり、dotCMSアプリケーションの実行権限で任意のコマンドを実行されたりする可能性がある。JVNでは、ログイン中は信頼できないWebサイトを閲覧しないことで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。