独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月2日、株式会社アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品に、複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.8。三井物産セキュアディレクション株式会社の諌山貴由氏(CVE-2017-2111)、および塚本泰三氏(CVE-2017-2112、CVE-2017-2113)が報告を行った。影響を受ける製品は、「TS-WPTCAM ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前」「TS-WPTCAM2 ファームウェア バージョン 1.00」「TS-WLCE ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前」「TS-WLC2 ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前」「TS-WRLC ファームウェア バージョン 1.17 およびそれ以前」。これらの製品には、HTTPヘッダインジェクション(CVE-2017-2111)、OSコマンドインジェクション(CVE-2017-2112)、バッファオーバーフロー(CVE-2017-2113)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、HTTPレスポンス分割攻撃によって当該製品にログインしているユーザのWebブラウザ上で偽の情報が表示されたり、リモートから当該製品上で任意のOSコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。
Hacking Team社はAndroid上でRATしていた:トレンドマイクロの分析より~Ice CreamからJelly BeansまでのAndroidがやられていた(The Register)2015.8.6 Thu 10:16