独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月2日、株式会社バッファローが提供する家庭向けネットワークカメラ「WNC01WH」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.1。「WNC01WH ファームウェア バージョン 1.0.0.8 およびそれ以前」には、DoS(CVE-2016-7821)、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2016-7822)、格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2016-7823)、デバッグオプションの有効化(CVE-2016-7824)、コマンドの処理に起因するディレクトリトラバーサル(CVE-2016-7825)、POSTリクエストの処理に起因するディレクトリトラバーサル(CVE-2016-7826)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、当該製品にログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスすることで、管理画面にアクセスできなくされたり、任意の操作を実行されたり、あるいは管理画面にアクセス可能なユーザにより製品上の任意のファイルを取得されたり削除される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。