独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月6日、「WordPress」の脆弱性に関する注意喚起を発表した。本脆弱性を悪用する攻撃コードが確認されており、これを悪用したと思われるサイト改ざん被害も国内で複数確認されている。このため、対策済みのバージョンへのアップデートを大至急実施するよう呼びかけている。WordPress.orgが提供するCMSであるWordPressには、REST APIの処理に起因する脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によりサーバ上でコンテンツを改ざんされる可能性がある。対象となるバージョンは「WordPress 4.7 および 4.7.1」であり、最新版の「WordPress 4.7.2」にバージョンアップすることで脆弱性を解消できる。