独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月3日、Microsoftが提供する「Microsoft Windows」に、SMBパケットの処理に起因するメモリ破損の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは9.8。なお、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されている。「Microsoft Windows 8.1」および「Microsoft Windows 10」には、細工された SMB2 TREE_CONNECT レスポンスパケットの処理に問題があり、悪意あるSMBサーバに接続した場合、mrxsmb20.sys においてシステムクラッシュが発生する可能性がある。これによりDoS攻撃を受けたり、実証はされていないものの任意のコードを実行される可能セモある。JVNでは、現時点で有効な対策方法はないとし、LANから外部に向かうSMB接続(137/UDP、138/UDP、139/TCP、445/TCP)をブロックすることを推奨している。