チェコ・プラハに拠点を持つAvast Softwareは10月4日、オランダAVG Technologiesの発行済普通株式の過半数(約87.3%)を取得し、初期公開買付期間が完了したと発表した。Avastは10月3日より新会社として事業を開始した。この統合により、新生Avastは消費者によるインストール数で世界最大となり、モバイルや中堅・中小企業向け事業、モバイル・エンタープライズ事業を展開する、フルサービスのセキュリティ企業へ生まれ変わるとしている。両社のユーザ数を合算すると4億人以上になり、この数字は中国を除く世界のコンシューマ向けPCの40%に相当するという。両社による脅威ラボでは、消費者を狙う新たな脅威の発見と分析を行う専用のチームを新設する予定。また、AvastはLocation Labs社とその携帯電話事業も取得しており、同事業への投資と海外進出を計画している。