独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月23日、OpenSSL Projectが提供する「OpenSSL」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これは、OpenSSLがセキュリティアドバイザリを公開したことを受けたもの。今回、「OpenSSL Security Advisory [22 Sep 2016]」により公開された新バージョンは、OpenSSL 1.1.0a、1.0.2i、1.0.1u。バージョンアップによって修正された脆弱性はCVEベースで14件で、重要度「高」が1件、「中」が1件、「低」が12件となっている。重要度「高」および「中」の脆弱性は、DoS攻撃を受けるというもの。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。