「ウイルスバスター」に、マルウェアの検出を回避される脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

「ウイルスバスター」に、マルウェアの検出を回避される脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、トレンドマイクロが提供するセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター クラウド」に任意のファイルまたはフォルダを検索対象から除外できる脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月16日、トレンドマイクロ株式会社が提供するセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター クラウド」に任意のファイルまたはフォルダを検索対象から除外できる脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.7。

「ウイルスバスター クラウド 8」および「ウイルスバスター クラウド 10」には、「攻撃者が対象システム内に特定のファイルを保存できる」および「上記ファイルから特定の API を実行できる」という2つの条件を満たした場合に、任意のファイルまたはフォルダを当該製品の検索対象から除外可能な脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、結果として不正なプログラムの挙動を当該製品で検出できない可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに「ウイルスバスター クラウド 11」以降にアップグレードする、あるいは修正モジュールを適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×