アカマイ・テクノロジーズ合同会社(アカマイ)は9月15日、2016年第2四半期の「インターネットの現状」レポートを発表した。レポートによると、アカマイは同四半期に4,919件(前四半期は4,523件)のDDoS攻撃を緩和したという。前年同四半期との比較では、DDoS攻撃は129%、インフラレイヤ(レイヤ3、4)への攻撃は151%、NTPリフレクション攻撃は276%、UDPフラッド攻撃は70%の増加となっている。また同四半期には、100Gbpsを超えるDDoS攻撃が20件と前四半期を超え、メディアおよびエンターテインメント業界を狙った12の大規模攻撃のうち6件は300Gbpsを超えていた。同社が緩和した中で最大のDDoS攻撃では、ピーク時に363Gbpsに達したという。Webアプリケーションへの攻撃では、攻撃数は前四半期より約14%増加、ブラジルからの攻撃は197%増加し、最高記録となった。一方で、米国からの攻撃は7%減少している。