独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月2日、Apple社が提供するWebブラウザ「Safari」およびMac向けのOS「OS X」に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これはApple社がセキュリティアップデートを公開したことを受けたもの。「Safari 9.1.3 より前のバージョン」「OS X Yosemite v10.10.5 より前のバージョン」「OS X El Capitan v10.11.6 より前のバージョン」には、細工されたWebサイトの閲覧で任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2016-4654)、アプリケーションによりカーネル領域のメモリ内容を取得される脆弱性(CVE-2016-4655)、アプリケーションによりカーネルの権限で任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2016-4656)が存在する。JVNでは、Apple社が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。