独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月26日、Apple社が提供するモバイルデバイス向けOS「iOS」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これはApple社がiOS向けのセキュリティアップデートを公開したことを受けたもの。「iOS 9.3.5 より前のバージョン」には、カーネル領域のメモリ内容を取得される脆弱性(CVE-2016-4655)、カーネルの権限で任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2016-4656)、メモリ破損の脆弱性(CVE-2016-4657)が存在する。JVNでは、Apple社が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。