キューアンドエー株式会社は7月25日、「お問い合わせ傾向から見るWindows 10無償アップグレードに関する報告」としてレポートを公開した。これは、消費者庁からWindows 10無償アップグレードに関する確認・留意事項が公開されたことを受けたもので、同社の個人ユーザ向けサービス「クラブ Q&A」に寄せられたWindows 10に関する問い合わせをもとにしている。調査期間は2016年4月から6月で、対象ユーザ数はのべ2,408名。調査結果によると、該当期間に寄せられた問い合わせのうちWindows 10に関する問い合わせの割合は、4月8%、5月22%、6月17%となっている。5月は、Windows 10へのアップグレード表示で「×」を選択してもアップグレードを回避できない仕様であったことから問い合わせが急増した。6月はやや落ち着いたものの、依然として高い割合であり、同社ではしばらくこの傾向が続くとみている。Windows 10に関する問い合わせでもっとも多かったのは「アップグレードした方が良いのか?」で34%、以下「アップグレードの方法」(24%)、「元のOSに戻したい」(12%)と続いた。傾向としては、アップグレードに対して積極的・拒否反応を示していない問い合わせが約7割だという。なお、「アップグレード後の不具合」の問い合わせも6%あり、「パソコンが起動しない」「周辺機器が動かない」「パソコンのデータが消えた」などの不具合が報告されている。
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